共働きで家事の時間が限られている上に、花粉症で空気やホコリに敏感、さらにペットの毛が舞う……そんな家庭では、掃除機に求める条件が厳しくなりますよね。 掃除の頻度を少なくできて、臭いも抑えられ、お手入れがラクなモデルが理想です。
東芝のトルネオシリーズから新発売の VC‑SL140DS と、現行モデルの VC‑SL130DS。どちらも自動ゴミ収集(ダストステーション)付きで人気ですが、「消費電力・ゼオライトフィルター・付属品のカラー・価格」など、細かい部分で差があります。
本記事では、これら重視ポイントを中心に、両モデルの違いと共通点を整理。「どちらがあなたの家庭に合っているか」が明確になるように比較します。
ペットや花粉のニオイが気になるなら → VC-SL140DS(発売前)
とにかくコスパを重視するなら → VC-SL130DS

VC‑SL140DSとVC‑SL130DSの違いを詳しく解説
項目 | VC-SL130DS | VC-SL140DS |
---|---|---|
消費電力(自動吸引時) | 約600W | 約500W(省エネ設計) |
フィルター | ゼオライトフィルターなし | ゼオライトフィルター搭載(排気臭を軽減) |
カラー/デザイン | シフォンベージュ(C)、アッシュブラック(K)付属品は標準仕様 | シフォンベージュ(C)、アッシュブラック(K)本体・ダストステーション・付属品まで色を統一 |
価格 | VC-SL140DSより安価(販売店による) | 約 ¥76,780(税込) |
自動吸引時の消費電力
型番 | 自動吸引時の消費電力 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
VC-SL130DS | 約600W(電気代:約243円/月 ※1日30分×30日使用・1kWh=27円で計算) | パワフルだが電力消費はやや大きめ |
VC-SL140DS | 約500W(電気代:約202円/月 ※同条件) | 約100W低く、省エネで電気代を抑えやすい |
東芝トルネオのコードレス掃除機では、VC-SL130DSが約600W、VC-SL140DSが約500Wと、消費電力に差があります。
電気代に換算すると、月あたり約40円、年間で約480円の節約効果が期待できます(1日30分使用の場合)。
一見すると100Wの違いですが、毎日使う家庭ではこの差が積み重なり、月単位の電気代や運用コストに影響します。
特に、掃除の頻度が高い 共働き家庭やペット・子どもがいる家庭では、省エネ性能を重視したVC-SL140DSのメリットを体感しやすいでしょう。

電気代こんなに変わるの⁉ 節約派は要チェック
ゼオライトフィルターの有無と機能
型番 | ゼオライトフィルター搭載 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
VC-SL130DS | なし | 標準的な排気フィルター構成 |
VC-SL140DS | あり | ゼオライトによる脱臭効果で、排気の臭いを軽減 |
フィルター性能の違いとして、VC-SL140DSには新たにゼオライトフィルターが採用されています。
ゼオライトは高い脱臭・臭い吸着能力を持つため、掃除機をかけたあとに気になりがちな ペットの毛や花粉、ハウスダスト由来の匂いを抑えてくれるのが特徴です。
一方で、VC-SL130DSにはゼオライトフィルターは搭載されていません。
そのため、匂いに敏感な家庭や、花粉症・ペットを飼っているご家庭では、VC-SL140DSを選ぶことでより快適に使えるでしょう。



におい敏感派に朗報!脱臭重視ならVC-SL140DS
付属品のカラーとデザインの違い
型番 | 本体カラー | 付属品カラー | 特徴・ポイント |
---|---|---|---|
VC-SL130DS | シフォンベージュ(C)、アッシュブラック(K) | 標準仕様 | ベーシックでシンプルな構成 |
VC-SL140DS | シフォンベージュ(C)、アッシュブラック(K) | 本体・ダストステーション・電源コード・付属品まで統一 | デザインの一体感があり、インテリアと調和しやすい |
カラー展開自体は両モデルとも シフォンベージュ(C) と アッシュブラック(K) の2種類で共通しています。
しかし、VC-SL140DSは細部の付属品に至るまで本体と色を合わせた統一感あるデザインになっているのが大きな違いです。
そのため、インテリアにこだわりたい家庭や、リビングに置いても自然に馴染む掃除機を求める方にとっては、VC-SL140DSのほうが満足度が高くなります。
一方で、色の統一感をそこまで気にしないなら、VC-SL130DSでも十分です。



見た目にもこだわりたいならVC-SL140DS
価格とコストパフォーマンス
型番 | 参考価格 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
VC-SL130DS | VC-SL140DSより安価(販売店によって変動) | 現行モデルとして販売中。価格重視ならこちらが有利 |
VC-SL140DS | 約 ¥76,780(税込) | 機能追加・デザイン強化・省エネ性能の向上あり |
価格面では、VC-SL130DSの方が安価に購入できる傾向があります。
一方で、**VC-SL140DSは約 ¥76,780(税込)**で販売されており、VC-SL130DSに比べてやや高めの設定です。
しかし、その価格差には理由があり、VC-SL140DSは
- 消費電力が低めで電気代を節約できる
- ゼオライトフィルター搭載で清潔性がアップ
- 本体から付属品まで統一されたデザイン性
といった付加価値が加わっています。
そのため、初期費用の差を「省エネ効果」や「消耗品・清潔性での安心感」でどこまで回収できるかが選び方のポイントになります。



値段以上の価値があるか比較してみよう!
VC‑SL130DSもVC‑SL140DS共通点
項目 | 内容 |
---|---|
吸引方式とダストステーション構造 | 本体はサイクロン式集じん方式(遠心力でホコリを分離しフィルター詰まりを軽減)。ダストステーションは紙パック式で、本体カップ内+紙パックにまとめてゴミ捨て可能。ゴミ捨て頻度を軽減。 |
駆動時間と充電時間 | 標準モード:約35分前後(両モデルとも同等)。強モード:約7分。充電時間:約3時間で満充電。 |
本体重量とサイズ | 標準質量:1.4kg(本体+延長管+ヘッド+バッテリー)。本体のみ:0.9kg。サイズ(使用時):約258 × 118 × 1,092 mm。軽量・コンパクト設計。 |
運転モードと操作感 | 強/標準/自動モードを搭載。自動モードはゴミの量や床の状態で制御。ヘッドは「なめらか自走ヘッド」で前後左右に軽快に動き、家具や壁際も掃除しやすい。 |
吸引方式とダストステーション構造
- 本体は サイクロン式 集じん方式。ゴミやホコリを遠心力で分け、フィルター前の詰まりを減らす方式。
- ダストステーション(DS)は 紙パック式。ゴミを本体のカップ内だけでなく、DS紙パックにまとめて捨てられる構造。ゴミ捨ての頻度を減らしてくれる。
駆動時間と充電時間
- どちらも 標準モードでの連続運転時間はおおよそ 35分前後(VC‑SL130DSは約35分、VC‑SL140DSも同等)
- 強モードはどちらも約 7分 程度。共働き家庭で短時間で掃除したい場所を重点的に使う想定なら、このモード時間が重要。
- 充電時間も共通で 約3時間。満充電になるまでの時間は使用可能時間に直結する。
本体重量とサイズ
- 標準質量はどちらも 1.4kg(本体+延長管+ヘッド+バッテリー)/本体のみは 0.9kg。軽量で、女性や体力に自信がない人でも取り回しがしやすい。
- サイズ(使用時):幅 × 奥行 × 高さがおおむね 258 × 118 × 1,092 mm。収納時など、場所を取らない設計。
運転モードと操作感
- 両モデルとも「強/標準/自動」などモード切り替えあり。自動モードではゴミの量や床の状態で運転を制御。
- ノズルやヘッド部分には「なめらか自走ヘッド」など、前後左右の動きが軽く感じられるヘッドデザインが共通。家具・ペットケージ・壁際の掃除もしやすい。
どんな人にどちらが向いている?
タイプ | 向いているモデル |
---|---|
花粉症・ペットを飼っていて掃除後の空気の臭いや排気に敏感な人 | VC‑SL140DS。ゼオライトフィルターや抗菌・消臭紙パック、オートエアー洗浄による清潔性の向上があるため。 |
掃除機の購入予算に限りがあり、でも基本性能はしっかり欲しい人 | VC‑SL130DS。標準モードの運転時間・重量・吸引方式といった基本仕様は十分で、価格対性能比も良い。 |
デザインやインテリアとの統一感を重視する人 | VC‑SL140DS。付属品やコードも含めたカラー統一のデザインが魅力。 |
消費電力・運用コストをできるだけ抑えたい人 | VC‑SL140DS。自動吸引時の消費電力が低めで、フィルターや紙パックの交換・お手入れ頻度も軽減される設計がされているため。 |
掃除場所が広く、標準モードで長く掃除したい人 | 両方とも標準モードで約35分〜40分稼働するが、ヘッドを使わないなど限定条件で少し差が出る。どちらでも許容範囲。ただし、追加の機能が省かれている130DSでも十分なケースが多い。 |
VC‑SL140DS がおすすめな人
- 花粉症やペットの毛・臭いに敏感で、排気の清潔さを重視したい人
- 掃除のたびにお手入れするのが面倒で、フィルター洗浄やゴミ捨ての頻度を減らしたい人
- インテリアにこだわりがあり、コードや付属品まで統一感のあるデザインが好みな人
- 電気代や消耗品コストなど、長期的な運用コストを気にする人
VC‑SL130DS がおすすめな人
- 価格をできるだけ抑えながら、基本性能がしっかりしているモデルを選びたい人
- フィルター清掃や紙パック交換など、ある程度のお手入れは手間と感じない人
- 特に臭いや排気への敏感さがなく、従来モデルでも十分満足できる人
- 掃除時間が30分程度で済むような、コンパクトな住環境の人
まとめ:VC‑SL140DSとVC‑SL130DSはどっちを選ぶべき?
項目 | VC-SL130DS | VC-SL140DS |
---|---|---|
消費電力(自動吸引時) | 約600W | 約500W(省エネ設計) |
フィルター | ゼオライトフィルターなし | ゼオライトフィルター搭載(排気臭を軽減) |
カラー/デザイン | シフォンベージュ(C)、アッシュブラック(K)付属品は標準仕様 | シフォンベージュ(C)、アッシュブラック(K)本体・ダストステーション・付属品まで色を統一 |
価格 | VC-SL140DSより安価(販売店による) | 約 ¥76,780(税込) |
結論としては、「機能や清潔性、デザインにこだわるなら VC‑SL140DS」が魅力的。「価格優先で基礎性能が十分なモデルが良い」なら VC‑SL130DS が賢い選択です。
特に共働き世帯で掃除の頻度が高く、花粉症やペットの毛で臭いや排気が気になる家庭なら、VC‑SL140DSが掃除・お手入れ両面でストレスを軽くしてくれます。
ただし、価格差は決して小さくないため、購入予算と「どの重視ポイントを取るか」の優先順位を確認してから選んでください。