今回は、シャープの衣類乾燥除湿機「CV-T190」と「CV-S180」の違いを徹底比較していきます。
新旧モデルの性能差や使い勝手、そして「どっちを買うべきか」という点まで、わかりやすく解説していきますね。
違いは13個
- 除湿能力と範囲
- 衣類乾燥時間
- 低消費電力と電気代
- 静音性
- 目標湿度設定機能
- 360度自在に動かせるキャスター
- 「感動タンク」の便利な排水システム
- 本体デザイン
- プラズマクラスター「カビバリア運転」機能
- 臭い戻り対策モード
- 上下左右自動のスイングルーバー
- 設定できるタイマー
- 価格
「除湿機を買い替えたいけど、最新モデルと型落ちモデルで迷っている…」 「新しいモデルの性能は上がっているの?それとも前のモデルでも十分?」
そんな疑問にお答えしていきます。
電気歳や騒音を抑えたい!ラクに排水したい人は新モデルCV-T190

衣類乾燥のついでに部屋の空気も綺麗にしたい!コストを抑えたい人は型落ちモデルCV-S180

CV-T190とCV-S180の基本情報
まずは基本情報から確認していきましょう。
- CV-T190:シャープの最新モデル(2025年3月13日発売)
- CV-S180:前モデル(2024年3月発売)で現在は型落ち
シャープの衣類乾燥除湿機といえば、湿気を取りながら洗濯物を乾かせる便利な家電。
特に梅雨時や花粉の季節に大活躍します。お部屋の湿度管理をしながら室内干しの洗濯物をサクッと乾かせるので、共働き家庭や花粉症の方に大人気なんですよ。
CV-T190とCV-S180の違い
まずは両モデルの違いを一目で比較できる表を見てみましょう。
項目 | CV-T190(最新) | CV-S180(型落ち) |
---|---|---|
定格除湿能力(50Hz/60Hz) | 16.5/18.5 L/日 | 16/18 L/日 |
送風範囲 | ワイド送風:約170cm<br>上下広角送風:約200cm | ワイド送風:約165cm<br>上下広角送風:約190cm |
衣類乾燥時間 | 約74分 | 約80分 |
消費電力(50Hz/60Hz) | 衣類乾燥:300/340W<br>除湿:300/340W | 衣類乾燥:345/385W<br>除湿:325/370W |
1時間あたりの電気代 | 衣類乾燥:約9.3/11円<br>除湿:約9.3/11円 | 衣類乾燥:約11/12円<br>除湿:約10/11円 |
運転音 | 衣類乾燥:速乾43/43dB | 衣類乾燥:強52/52dB |
目標湿度設定 | あり(40〜70%、5%刻み) | なし |
キャスター | 360度自在 | 横移動のみ |
排水タンク | 約4.5L(感動タンク) | 約4.5L(ハンドル付) |
カビバリア運転 | なし | あり |
臭い戻り対策 | なし | あり |
スイングルーバー | 上下自動・左右手動 | 上下左右自動 |
タイマー設定時間 | 入/切(1〜9時間) | 入/切(1〜12時間) |
本体質量 | 約16.9kg | 約16.5kg |
実売価格 | 約8万円〜 | 約4万円〜 |
この表からも、いくつかの重要な違いが見えてきますね。では、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
除湿能力と範囲
項目 | CV-T190 | CV-S180 |
---|---|---|
定格除湿能力 | 16.5/18.5L/日(50Hz/60Hz) | 16/18L/日(50Hz/60Hz) |
ワイド送風範囲 | 約170cm | 約165cm |
上下広角送風範囲 | 約200cm | 約190cm |
CV-T190は定格除湿能力が16.5/18.5L/日(50Hz/60Hz)と、CV-S180の16/18L/日よりも向上しています。
数字だけ見るとわずかな差に感じるかもしれませんが、この差が実際の使用では大きく感じられることも。
また、送風範囲も広くなっており、ワイド送風は約170cm(CV-S180は約165cm)、上下広角送風は約200cm(CV-S180は約190cm)まで届くようになりました。
これにより、より広い範囲に風を届けられるので、多くの洗濯物をまとめて乾かしたい時に便利です。
衣類乾燥時間
項目 | CV-T190(新モデル) | CV-S180 | 差異・特徴 |
---|---|---|---|
乾燥時間(標準条件下) | 約74分 | 約80分 | 約6分短縮(時間効率が向上) |
条件 | 室温20℃・湿度70%・6畳部屋・2kgの洗濯物・速乾運転 | 同左 | 毎日の使用で大きな時短効果が期待できる |
新モデルCV-T190は乾燥性能も向上しており、標準的な条件下(室温20℃・湿度70%の6畳部屋で、2kgの洗濯物を速乾運転)での乾燥時間は、CV-T190が約74分、CV-S180が約80分とされています。
6分の差は一見小さいようですが、毎日の積み重ねで考えるとかなりの時間短縮になりますね。
「朝出かける前に洗濯物を干して、帰ってきたらカラッと乾いていてほしい」という願いが、より叶いやすくなっています。
低消費電力と電気代
項目 | CV-T190 | CV-S180 | 差異・特徴 |
---|---|---|---|
衣類乾燥時の消費電力 | 300/340W(50Hz/60Hz) | 345/385W(50Hz/60Hz) | 消費電力が低下し、省エネに貢献 |
衣類乾燥1回あたりの電気代 | 約12円 | 約15円 | 約3円節約(年間で約1,000円以上の差) |
節電効果 | ◎ | ○ | 長期間使用すると大きなコスト削減 |
CV-T190は除湿能力が上がっているにもかかわらず、消費電力は低くなっています。
衣類乾燥時の消費電力は300/340W(50Hz/60Hz)で、CV-S180の345/385Wよりも節電できるようになりました。
これを電気代に換算すると、衣類乾燥1回あたりの電気代は、CV-T190が約12円、CV-S180が約15円。
3円の差は小さく感じるかもしれませんが、1年間毎日使うと考えると約1,000円以上の差になります。長く使うほど、この差は大きくなりますね。
静音性
項目 | CV-T190 | CV-S180 | 差異・特徴 |
---|---|---|---|
衣類乾燥時の運転音 | 43dB(速乾) | 52dB(強) | 約9dB低減(体感的にかなり静か) |
静音性 | ◎ | ○ | フルパワーでも比較的静かに運転可能 |
適した環境 | 夜間使用・赤ちゃんがいる家庭など | 同左 | 静かな環境を求める方にメリットが大きい |
運転音も大幅に改善されました。CV-T190は衣類乾燥(速乾)時の運転音が43dBなのに対し、CV-S180は衣類乾燥(強)時に52dBとなっています。
9dBの差は体感的にかなり大きく、CV-T190はフルパワーでも比較的静かに運転できます。
「夜の時間に洗濯物を乾かしたい」「赤ちゃんがいる家庭」など、静かな環境を求める方にとっては大きなメリットになりますね。
目標湿度設定機能
項目 | CV-T190 | CV-S180 | 差異・特徴 |
---|---|---|---|
目標湿度設定機能 | あり(40%~70%を5%刻みで設定可能) | なし | 湿度を細かくコントロールできる |
湿度管理の利便性 | ◎ | △ | 「見える化」で快適な湿度調整が可能 |
CV-T190では新たに目標湿度設定機能が追加されました。40%~70%まで5%刻みで湿度を設定でき、お好みや用途に合わせて部屋の湿度をコントロールできます。
例えば、ジメジメする夏場は湿度を40-50%に設定すれば、カラッと快適に過ごせます。湿度を「見える化」して管理できるのは大きなメリットですね。
360度自在に動かせるキャスター
項目 | CV-T190 | CV-S180 |
---|---|---|
キャスター性能 | 4輪360度自在回転 | 横方向のみ移動可 |
移動のしやすさ | ◎ | △ |
おすすめの使用環境 | 複数の部屋で使う場合 | ー |
CV-T190は4輪が360度自在に動くので、どの方向にもスムーズに移動できます。
一方、CV-S180は横方向にしか動かせないため、移動させるのが少し面倒でした。
「リビングで使ったり、寝室で使ったり」と部屋間を移動させる機会が多い方には、CV-T190の方が断然便利です。
「感動タンク」の便利な排水システム
項目 | CV-T190 | CV-S180 |
---|---|---|
排水タンク | 感動タンク(上部ハンドル付き) | 従来型タンク |
ふたの開閉 | 傾けるだけで自動開閉 | 手動開閉 |
使いやすさ | ◎ | △ |
CV-T190には「感動タンク」と名付けられた新しい排水タンクが搭載されています。しゃがまなくてもタンク上部のハンドルを引き出すことで、タンクを簡単に取り出せるようになりました。
さらに、タンクを傾けるだけでふたが開き、手軽に排水が可能になりました。従来のモデルではふたを開け閉めする手間があったので、これは大きな改善点です。
「腰が痛い」「毎日の排水が面倒」という方にとっては、とても嬉しい進化ですね。
本体デザイン
項目 | CV-T190 | CV-S180 |
---|---|---|
デザイン | シャープで高級感のある直方体デザイン | 従来のデザイン |
CV-T190はデザインも一新され、シャープで高級感のある直方体に近い形になりました。また、本体内部で使用する樹脂部品の約35%に再生プラスチック材を採用し、環境への負荷を軽減する取り組みも行われています。
プラズマクラスター「カビバリア運転」機能
項目 | CV-T190 | CV-S180 | 差異・特徴 |
---|---|---|---|
カビ対策機能 | なし | あり(カビバリア運転) | 付着カビ菌の増殖を抑制できる |
プラズマクラスター適用範囲 | 約16畳 / 26m² | 約20畳 / 33m² | CV-S180の方が広範囲にイオンを届けられる |
空気清浄効果 | △ | ◎ | 空気をキレイに保ちたい方にはCV-S180が魅力的 |
おすすめの用途 | 除湿・衣類乾燥メイン | カビ対策・空気清浄も重視 | カビ防止や空気浄化を求めるならCV-S180が最適 |
CV-S180には、プラズマクラスターによる「カビバリア運転」機能が搭載されています。
これは、パワフルな風量と除湿、プラズマクラスターイオンの効果を組み合わせて、付着カビ菌の増殖を抑制する機能です。
部屋全体の空気を浄化する効果があり、プラズマクラスターが届く範囲はCV-S180の方が広く設定されています(約20畳/33m²、CV-T190は約16畳/26m²)。
「カビ対策もしっかりしたい」「空気清浄効果も期待したい」という方には、この機能が魅力的ですね。
臭い戻り対策モード
項目 | CV-T190 | CV-S180 |
---|---|---|
臭い戻り対策モード | なし | あり |
部屋干し臭対策 | △ | ◎ |
おすすめの利用シーン | ー | 仕事で帰りが遅い方・すぐに洗濯物を取り込めない方 |
CV-S180には「臭い戻り対策モード」が搭載されています。これは、プラズマクラスターで消臭した後、すぐに取り込めない場合でも臭いが戻るのを抑制する機能です。
乾燥後もプラズマクラスターイオンの放出を継続するので、「部屋干し臭」の再発を防げます。仕事で帰りが遅くなる方や、乾いた洗濯物をすぐに取り込めない方にとっては便利な機能です。
上下左右自動のスイングルーバー
項目 | CV-T190 | CV-S180 |
---|---|---|
ルーバー操作 | 手動操作のみ | 上下左右自動運転 |
設定の利便性 | △ | ◎ |
おすすめの利用シーン | 細かい調整を楽しむ方 | 全自動で手間を減らしたい方 |
意外な改悪ポイントとして、CV-T190は左右のルーバーが手動操作のみになりました。一方、CV-S180は上下左右ともに自動運転が可能です。
「設定は全部自動でおまかせしたい」「細かい調整が面倒」という方には、CV-S180の方が使い勝手が良いかもしれません。
設定できるタイマー
項目 | CV-T190 | CV-S180 |
---|---|---|
タイマー設定時間 | 1~9時間 | 1~12時間 |
タイマー設定時間も、CV-S180の方が長く設定できます。
CV-S180は入・切タイマーともに1~12時間の設定が可能ですが、CV-T190は1~9時間までとなっています。
長時間のタイマー設定が必要な方は、CV-S180の方がおすすめです。
価格
項目 | CV-T190 | CV-S180 |
---|---|---|
実売価格 | 約8万円前後 | 約4万円前後 |
CV-T190の実売価格が約8万円前後なのに対し、CV-S180は約4万円前後で購入可能です。
約4万円の差は、家電購入において非常に大きいですね。
「除湿機能と衣類乾燥機能があれば十分」「コスパ重視で選びたい」という方には、CV-S180を選びましょう!
電気歳や騒音を抑えたい!ラクに排水したい人は新モデルCV-T190

衣類乾燥のついでに部屋の空気も綺麗にしたい!コストを抑えたい人は型落ちモデルCV-S180

CV-T190とCV-S180の共通の特長と機能
両モデルには、シャープの衣類乾燥除湿機として共通する優れた特長もあります。
コンプレッサー式の高い除湿・乾燥性能
両モデルとも、湿った空気を冷やして乾いた空気で乾燥させるコンプレッサー式を採用しています。ヒーターを使用しないので、暑い季節に素早く衣類を乾燥させられます。
広範囲送風による効率的な衣類乾燥
上下左右の広範囲に届く送風と強力除湿で、大量の衣類を一気に乾かします。ワイドに真上干し、2段でのワイド干し、床に並べた靴の乾燥など、幅広い干し方に対応可能です。
プラズマクラスターによる消臭・抗菌効果
両モデルともプラズマクラスター7000を搭載。衣類の消臭はもちろん、付着カビ菌やピンクぬめり原因菌も抑制します。部屋干しの衣類を清潔に保つ強い味方です。
エコ機能の搭載
3つのエコ機能(衣類乾燥エコ自動運転、除湿エコ自動運転、オートオフ機能)を搭載し、電気代の節約をサポートします。特に、センサーが乾燥中の衣類の乾き具合を予測し、自動で運転を終了する機能は便利です。
連続排水対応
市販のホース接続に対応しているので、排水のタイミングを気にせず長時間運転できます。特に湿度の高い梅雨時期には、この機能が大いに役立ちます。
電気歳や騒音を抑えたい!ラクに排水したい人は新モデルCV-T190

衣類乾燥のついでに部屋の空気も綺麗にしたい!コストを抑えたい人は型落ちモデルCV-S180

CV-T190についての口コミ
CV-T190はまだ発売前なので口コミがでていません。
口コミが出次第、追記します。
電気歳や騒音を抑えたい!ラクに排水したい人は新モデルCV-T190

CV-S180についての口コミ
悪い口コミ
- 価格が高い
- 運転音がやや大きい
いい口コミ
- 除湿能力が高く、梅雨時期でも部屋を快適に保てる
- 短時間で部屋全体の湿気を取り除ける
- 大型の洗濯物も一度で乾かせる
- 連続排水が可能で便利
- シンプルなデザインで使いやすい
- カビ臭さを取り除ける
- エアコンやサーキュレーターとの併用で快適に使える
衣類乾燥のついでに部屋の空気も綺麗にしたい!コストを抑えたい人は型落ちモデルCV-S180

CV-T190とCV-S180の違いどっちを選ぶべき?おすすめの選び方
さて、ここまでの比較を踏まえて、あなたにはどちらがおすすめなのかを考えてみましょう。
CV-T190(最新モデル)がおすすめな人
- 衣類を早く乾燥させたい人:除湿能力と送風範囲が向上し、乾燥時間が短縮されています。
- 電気代や動作音を抑えたい人:消費電力が下がり、静音性も大幅に向上しています。
- 部屋の湿度をコントロールしたい人:目標湿度設定機能で、好みの湿度に調整できます。
- 衣類乾燥除湿機をよく移動させる人:360度自在に動くキャスターで、移動がラクになります。
- ラクに排水したい人:感動タンクにより、排水の手間が大幅に軽減されています。
- 環境に配慮した製品を選びたい人:再生プラスチック材の採用など、環境への配慮がなされています。
電気歳や騒音を抑えたい!ラクに排水したい人は新モデルCV-T190

CV-S180(型落ちモデル)がおすすめな人
- 衣類の乾燥ついでに部屋の空気もキレイにしたい人:カビバリア運転で付着カビ菌の増殖を抑制します。
- 衣類の臭い戻りを抑えたい人:乾燥後も臭い戻りを防ぐ機能があります。
- ルーバーの動きは本体まかせにしたい人:上下左右とも自動運転で、設定の手間が省けます。
- 長時間タイマーを設定したい人:最大12時間のタイマー設定が可能です。
- コストを抑えたい人:約4万円の価格差は大きなメリットです。
衣類乾燥のついでに部屋の空気も綺麗にしたい!コストを抑えたい人は型落ちモデルCV-S180

CV-T190とCV-S180の違いのまとめ
CV-T190とCV-S180、どちらも優れた衣類乾燥除湿機ですが、それぞれに特徴があります。
CV-T190(最新モデル)は、性能と使い勝手を重視したい方におすすめです。除湿能力の向上、運転音の低減、感動タンクによる排水のしやすさなど、日常的な使用感が大幅に改善されています。
一方、CV-S180(型落ちモデル)は、コスパと空気清浄効果を重視したい方におすすめです。カビバリア運転や臭い戻り対策など、独自の機能を備えつつ、価格が約半分という大きなメリットがあります。
最終的には、あなたの生活スタイルや優先したいポイントによって選択が変わってきます。この記事が、あなたの選択の参考になれば幸いです。
電気歳や騒音を抑えたい!ラクに排水したい人は新モデルCV-T190

衣類乾燥のついでに部屋の空気も綺麗にしたい!コストを抑えたい人は型落ちモデルCV-S180